なぜ15000語か

快適な読書 (presurable reading) に必要な語彙数

英文を快適に読むのに必要な語彙数はおよそ15000語です。研究によると英文の内容をある程度理解するのには文中の95%の語彙を理解する必要があります。しかし快適に読むには語彙の98%をしっている必要があり、それが約15000語になります。1,2

Time, Newsweek, New York Times など時事英語に限った研究においても14000語でそれらの文字英語の97.5%をカバーすることから、快適に読むにはおよそ15000語前後必要なことがわかります。2

英検

また15000語は英検1級の語彙の上限です。英検1級は広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できるレベルとされるので適当な目安となります。3,4 ただこのサイトでは英検1級合格程度の語彙力ではなく、1級レベルの単語をほとんど把握しているレベルを目標としています。ちなみに私は後に紹介するWordSmartシリーズを2冊学習した後、旺文社の英検1級対策の語彙問題集を解いてみたところ熟語以外の正答率は約90%でした。

学習の目安

15000語という数字が学習上の目安となります。英検1級、TOEIC900点取得すると、次の具体的な目標を見つけづらくなります。 だらだらとボキャビルを続けてしまう方も最終的な目標語彙数はさらに先にあるとしても当面の目標として15000語がご自身の学習計画を立てる上で役立つのではないでしょうか。



なお本ホームページで紹介するの単語帳が厳密に10000-15000語に相当するかは実証されてません。私はボキャビル前の自分の推定語彙数を1.LEMMA5(語彙数測定するサイト) 2.自分の英文雑誌の理解力と上記の時事英語に関する論文との比較考証から10000語前後と推測し、 本書で何冊の単語帳を終えた後英検1級(10000-15000語レベル)の語彙問題集をといた実感からそれらの単語帳が10000-15000語相当になると判断しました。

なぜ単語帳か

効率的な学習

単語帳を使ったボキャビルの素晴らしい点はまず学ぶべき単語が英語教育の専門家によって学ぶべき語が選択されている点です。自分の興味のある分野の単語はよく知っていても、そうでなくても重要な単語を見逃さずにすみます。 また参考書によっては発音、語義、文法や用法のポイントを抑えた解説があり、

例文の豊富さ

ここで紹介する単語帳の多くは見出し語につき2つ以上の例文が着きます。10000-15000語レベルの語彙の中にはは辞書によっては例文もなく、また 実際英文を読んでいてなかなか見かけないものもあります。それらの例文は単語の理解にとれも役立ちます。




参考資料:

  1. Paul Nation and Robert Waring VOCABULARY SIZE, TEXT COVERAGE AND WORD LISTS 1997/9 
     http://www1.harenet.ne.jp/~waring/papers/cup.html
  2. 中條清美 長谷川修治 時事英語の授業で用いられる英文素材語彙レベル調査 ― BNC(British National Corpus)を基準にして― 2003/9
    http://www5d.biglobe.ne.jp/~chujo/
  3. 英検1級試験内容 日本英語検定協会
  4. 英検1級試験問題 日本英語検定協会
  5. Lemma
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